熱々のそばにおでん。舞台は青森・五所川原市にあるプレハブのそば屋。営業は夜の数時間だけで、店内は狭く、立ち食い。でも不思議と多くの人が訪れる。帰省するたびに立ち寄るという親子。上京した娘のためにダブルワークを始めた母親。3代続くというりんご農家の姉妹。地元の津軽を離れた人たちも、ここのそばを懐かしんでやってくる。ふるさととは何なのか。帰省する人が増える大型連休のころ、小さなお店にカメラを据えた。