甘味が強く鮮やかな紅色が特徴の金時にんじん。現在、一般的に出回っているにんじんの多くが、西洋系のにんじんと呼ばれるもの。一方、東洋系のにんじんと呼ばれているにんじんの中で唯一残っているのが今回の主役「金時にんじん」です。京都では昔から「京にんじん」と呼ばれ、京料理の彩りに欠かせない存在。今回は東洋系にんじんの代表格・金時にんじんの物語です。