この時期、京料理の膳には春の訪れを告げる食材が並びます。山菜や筍そして…、イイダコです!産卵を前にお腹にびっしり卵が詰まった“春ならでは”のイイダコは旨みも抜群!その卵がご飯粒に似ていることから飯(いい)を持つ蛸、「飯蛸(いいだこ)」と名がつきました。京都では「八本足で末広がり」、赤く色づいたイイダコが春を寿ぐ縁起の良い海の幸として愛されてきました。200年以上の歴史ある料理旅館で、見目麗しい極上のイイダコ料理をたっぷりと紹介します。