江戸時代から庶民の味として愛されてきた軍鶏の肉質を受け継ぐ「東京しゃも」。その特徴は肉質が程よく旨みが強いこと。日本橋・人形町にある鳥料理の老舗「玉ひで」の看板メニュー親子丼もこの東京しゃもの肉を使っています。さらに、もうひとつの名物「鳥すき」も東京しゃもが欠かせません。8代目店主・山田耕之亮さんが店の料理に使うようになったのには幼いころ思い悩んでいたある理由がきっかけでした。今回、現代に蘇る伝統の味「東京しゃも」の魅力に迫ります。