山々に囲まれた街並み、対岸に浮かぶ向島、そしてその間を走る海。美しい風景で、たびたび映画や文学の舞台になってきた広島・尾道。これまで尾道を彩ってきた渡し船の会社や、飲食店が姿を消す現実もある中で、次世代の人々がそれを引き継ぎ、また新たな光を放ち始めている。街の景観と「個人の記憶」とが結びつき、それを大切に生きる人たちを、秋から冬にかけて見つめていく。