2005年、一谷組に勤務して3年目の富島平太(小池徹平)は突然の異動で土木部営業課勤務を命ぜられる。 そこは大手ゼネコン各社との「談合」窓口だった。着任早々に遠藤課長(豊原功補)と共に国道バイパス工事の談合による受注を担当するが、平太は違法行為に加担することに抵抗を感じる。そんな時、一谷組の談合を告発した怪文書が出回り、平太がその犯人だと疑われ、一谷組は工事受注から外されるピンチに立たされる。
一谷組・松田社長(笹野高史)は地下道工事を受注するように尾形常務(陣内孝則)に厳命する。 尾形は談合のフィクサーである山関組顧問・三橋(中村敦夫)を平太(小池徹平)と共に訪ね、一谷受注の確約を取り付ける。だが「脱談合」を掲げるトキワ土建が入札参加を表明、一谷組は価格競争に突入する。平太と先輩・西田(カンニング竹山)はコストダウンのために下請けの坂元舗装社長(寺島進)のもとを訪れる。
尾形常務(陣内孝則)は落札失敗の裏に、三橋(中村敦夫)の陰謀があることを知る。後がない尾形は談合グループに「一谷は談合から離脱する」と揺さぶりをかけ、500億円の巨額プロジェクト・地下鉄工事の落札を狙う。 平太(小池徹平)は会社の命運を握る仕事にやりがいを見出す一方、恋人・野村萌(臼田あさ美)との関係は気まずくなっていた。そんな中、平太は母・八重子(松田美由紀)から三橋との意外な関係を聞かされる。
突然の検察捜査に動揺するゼネコン各社は、世間向けに脱談合を宣言。だが尾形(陣内孝則)と松田(笹野高史)は、一谷組落札予定の地下鉄談合の存続を強く主張。そんな中、業界最大手・山関組の談合破りが発覚。一方平太(小池徹平)は、突如検察に呼ばれ聴取を受ける。何とか黙り通した平太は、談合グループのベテラン・長岡(志賀廣太郎)に相談するが、長岡もまた厳しい取り調べにさらされ、追いつめられていた。
談合決別に踏み切った平太(小池徹平)たちは、地下鉄入札で勝つためにコストダウンの努力を続けていた。そんな中、尾形常務(陣内孝則)は三橋(中村敦夫)から談合復活と一谷組の落札延期を持ちかけられ、松田社長(笹野高史)と共に無理やり承知させられる。その裏には建設族代議士・城山(北村総一朗)から選挙を前に業界結束を促す圧力があった。怒りを隠せない平太のもとに検察から再度捜査協力の依頼があり、内部告発するかどうかの選択を迫られる。