再び1990年に戻った小暮鉄平(松岡昌宏)は、"13歳の自分"であるテッペイ(田中偉登)が通う塾のアルバイト講師・真野翔子(桐谷美玲)が最近妙な手紙に悩まされていることを知る。一方、テッペイは同じ塾の生徒である村山和夫(武井証)の指示のもと、ほかの生徒たちを相手にオークションを展開。エリート銀行マンの父を持ち、ビジネスの才能に溢れた和夫にすっかり感化されたテッペイは、将来は金融業界で和夫の片腕にしてもらう、と大張りきりだ。その姿を見て、捜査一課のエリートになるべくテッペイを再教育しようと目論む鉄平は大焦り! 金融業界の暗い未来を教えて、テッペイの考えを軌道修正しようとするが、その瞬間にとんでもない事態が発生し…!?
そんななか、塾のオーナー・東唄子(風吹ジュン)が鉄平においしい話を耳にした、と近寄ってきた。なんでもネジやナットを作っている下町の零細企業「佐伯工業」で、世界を震撼させる画期的な製品が開発されているというのだ。その情報が本当であれば今から資金提供をしておきたいと考えた唄子は、内情を探らせるべく、鉄平を工場へと送り込む。
つきまとってくる高野清文(横山裕)とともに、さっそく工場で働き始める鉄平。新開発で夢をかなえようと本気になっている人々の姿に感銘を受けた鉄平は、社会勉強の意味も込め、テッペイと和夫を佐伯工業に連れて行く。ところが、そこへ和夫の父が融資返済の件で姿を見せ…!