江戸時代に実在した南町奉行。世情にたけた名奉行であり、杓子定規ではなく、大局を見て裁きをする器の大きさがある。お初の後ろ盾として見守るよき理解者でもある。 若いときから巷にあふれる噂話や不思議な言い伝えに興味を持ち、それを書き記した随筆集である『耳袋』全10巻、1000編を残している。