荒波健吾は、直毘吉道からの情報により興玉雅とヒルコの関係に不信感を抱き、興玉に事情を聴く。そんな中、興玉は警察の資料から月読命・佃未世が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知る。 その後、全決に戻った興玉だったが、突然の襲撃に遭い、ペンで刺される。それは、神器・天之加久矢の矢尻で雨野小夢が仕留められた時にも使われた特別なものだった。傷口からの出血が止まらず、徐々に弱っていく興玉。その時、豊玉妃花、芹田正彦、村主虎飛矢がやって来て…。 出血が止まらない興玉は、全決メンバーに自らが≪天石戸別神≫であることを打ち明ける。驚く一同。天石戸別神が生き残るためには一度、興玉としての人生を終わらせ、再度神の魂が生まれ変わるのが最善の策だが、興玉が死ねばヒルコは「小夢を殺す」という。興玉を助けるため、小夢は芹田とともにある場所へと向かう。