東京のど真ん中に建つ一軒のあばら家。そこから元気よく飛び出してきたのは山田太郎(二宮和也)と6人の弟妹たち。太郎は半端じゃない「ド貧乏」大家族の長男で、名門一ノ宮高校に通う学園の人気者でもある。クールな魅力で女子生徒を魅了する御村託也(櫻井翔)と人気を二分し、学園唯一の特待生。高校で太郎が貧乏であることを知るのは一ノ宮校長(宇津井健)のみで、なぜか生徒たちからはどこかの御曹司だと思われている。 4月、一ノ宮高校に通う池上隆子(多部未華子)は太郎と御村もいる成績優秀な生徒しか入れない“特別進学クラス”に自分の名前を見つけて、ついに玉の輿に乗るチャンスを掴んだと興奮状態。と、その時!!校門から黄色い声援が聞こえてきた。学園のツートップ、太郎と御村の登場だ。隆子は太郎のキラースマイルに一目ぼれ(そして一瞬にして恋に落ちてしまう)。そして御村も、筆入れがお菓子の箱だったり、車はもちろん、電車にもバスにも乗らない太郎に興味を示す。 一方、新学期を迎えた山田家は、何かと物入りで家計は燃えさかるほどの火の車。それでも美しい母・綾子(菊池桃子)の笑顔を中心にわきあいあい。太郎がもうすぐ誕生日の妹に「何が食べたい?」と聞くと、「横綱スーパーのコロッケ」と即答する。その旨さと安さで特売のたびに近所の主婦が激しい争奪戦を巻き起こす代物だ!妹のため、愛する家族の幸せのために、太郎はコロッケをゲットすることが出来るのか!?
セレブばかりが通う一ノ宮高校で女子生徒の人気を二分する山田太郎(二宮和也)と御村託也(櫻井翔)。二人は3年生で初めて同じクラスになった。太郎に興味を持った御村は、山田家を訪れる。母の綾子(菊池桃子)と6人の弟妹には"美味しいお土産を持って来てくれるお兄ちゃん"として気に入られたようだ。 高校では、太郎と御村の人気がさらに上昇!麗しの王子様ツーショットに隆子(多部未華子)は、今日も妄想を膨らませていた。玉の輿願望はさらにエスカレートしている。 ある日の放課後、太郎は野球場の前で呼び止められる。次郎(鎗田晟裕)を野球チームに入れたいという監督からの勧誘だった。野球好きな次郎をどうにかチームに入れてあげたいと思うが、その為にはユニフォームやグローブなどが必要。しかし山田家にはそれらを買うお金がない。 翌日、太郎は御村にその事を相談。真剣に悩む太郎を見ながら、御村は山田家の家族の絆を感じ、羨ましく思う。御村は、家元である祖父・聖一(麿赤兒)に、自分の目指す前衛的な華道を受け入れてもらえず、それが元でお互いに気持ちがすれ違い、寂しい思いをしているのだ。 御村はある事をひらめき、太郎に御村家のハウスメイドになることを提案。3日間で5万円という高収入のアルバイトだ!!しかし、女性限定のため女装が条件。太郎は新人メイド"民子"として働くことを決意する。 果たして、太郎は厳格な聖一のもとアルバイトを続ける事が出来るのだろうか?愛する次郎のため、太郎は今日も健気に頑張る!!
特進クラスのホームルームで鳥居(吹石一恵)が「放課後、学校の畑のお手伝いをしてくれる人はいませんか?」と、おどおどと提案している。 クールに“我関せず”な御村(櫻井翔)の一方で、ずっと考えていた太郎(二宮和也)が手をあげた。野菜をもらえるかもしれない、という望みを持っての立候補だった。 すると…!女子生徒たちが、太郎とお近づきになれる千載一遇のチャンスとばかりに手を挙げ始めた。くじ引きの結果、太郎の相手には、隆子(多部未華子)が決定!思惑通り太郎と急接近した隆子は、"玉の輿願望"と"妄想"は膨らませ、ついに告白の決意を固める!! 放課後、太郎が畑仕事を終えスーパーに行くと、"横綱コロッケ"争奪戦で見事な技を繰り広げたスーパー主婦・まりあ(柴田理恵)がいた。まりあの凄まじい節約買い物術に一目惚れした太郎は、「弟子にしてください!!」と懇願。翌日から、まりあによる特訓が始まった。 太郎は、まりあを師匠と仰ぎ、一週間後に開店するスーパーのセールで"松阪牛"をゲットすることを宣言。さらに、目を輝かせながら師匠の話をする太郎に興味を持った御村も特訓に加わり、「タイムセールスの攻略法」から学ぶことに。特訓を終えた三人は太郎の家へ。 太郎は、お金に無頓着な綾子(菊池桃子)が、まりあに叱られるのではないかと心配するが、二人は意外にも意気投合。「かたまりのお肉なんて食べたことない!」と期待する弟妹たちのために、太郎の特訓にもますます力が入るのだった。 しかし、太郎と御村の特訓は想像を絶する展開に…!!果たして勝敗の行方は・・・!?
太郎(二宮和也)からパーティーに誘われた隆子(多部未華子)は、幸福の絶頂!!ウキウキして山田家を訪ねるが、目の前には築45年のボロ屋と自分の母・まりあ(柴田理恵)の姿が…。 そう、王子様だと信じていた太郎が、実はド貧乏家族の長男だったのだ。あまりの衝撃にその場から逃げ去る隆子。と、その時。バーベキューのにおいに乗って一人の男が山田家にやって来た…。海外放浪中だった和夫(松岡充)が帰ってきたのだ!久々の父との再会を喜ぶ綾子(菊池桃子)と子供たち。 しかし、太郎だけは疲れ果てていた。和夫が毎晩、友達を自宅に招いては飲み食いさせる上に、金髪の少年・アーロン(ヴラディスラヴ)をしばらくホームステイさせると言うのだ。食費がかさみ、太郎は頭を抱える…。しかも…。アーロンはボンボン育ちで山田家の常識がまったく通用しない。山田家はそんなアーロンに振り回されてぐったりだ。「いつも心に!家族の笑顔!!」がモットーの山田家の食卓だが、活気も笑顔もなくなってしまっている。 ある日、御村(櫻井翔)がプリンを持って山田家に遊びにやって来た。なかなか笑顔をみせないアーロンを笑わせようとビックリ箱をプレゼントするが、ニコリともせずにそっぽを向かれる。しかし、その行動は御村には予想通り…。 御村は自宅のおもちゃ部屋から数々の玩具を取り出し、太郎に着ぐるみを手渡す。それを使ってアーロンを笑わせようと言うのだ。それはどうやら御村の少年時代にも登場した代物のようで、執事の磯貝(綾田俊樹)も加わり太郎はパントマイムの特訓を始める。 その頃、太郎への想いを
期末試験の成績が発表になった。3年生は今回も太郎(二宮和也)と御村(櫻井翔)が満点の同点一位だ。 夏休みを前に、特別進学クラスでは進路指導が行われることに。太郎は一年の頃から就職を希望しているが、太郎が貧乏だと知らない鳥居(吹石一恵)は大学進学を勧める。しかし、太郎は「家が貧乏なので(進学は無理)」の一点張り。困り果てた鳥居は、御村に助けを求める。全てを知っている御村は「家庭訪問したら?」とアドバイス。鳥居はさっそく、山田家を訪れてみることに。 山田家は夏を目前にしてやることが山積み。太郎は「やることリスト」を作り、弟妹たちの願いを一つ一つ聞いていく。そこに鳥居がやって来た。太郎の状況を知り愕然とした鳥居は、今まで秘密にしていた一ノ宮校長(宇津井健)に猛抗議!さらに永原(吉沢悠)の元を訪れ、太郎の大学進学の手助けを懇願するのだが…。 一方、太郎が貧乏だと知った隆子(多部未華子)はまともに太郎と目を合わせられなくなっていた。玉の輿に乗ることが夢の隆子にとって、貧乏な太郎は本来恋愛対象にならない。懸命に忘れようとする隆子だったが、御村から「お金以外に大事なものがあるのでは?」と言われ…。 ある日、太郎は家族と七夕のお願い事を短冊に書いて、笹に飾ることに。思い思いの短冊を吊るす中、よし子(村中暖奈)が「新しい洋服が欲しい」と書いた。お友達とお祭りに行くというよし子に太郎が「彼氏?」と聞くと、よし子が顔を真っ赤にする。 ショックを受ける太郎だったが、よし子の為に浴衣を用意しようと奔走するのだった。
夏休みを迎えた山田一家は、あまりの暑さにグロッキー状態。太郎(二宮和也)は、弟妹たちをプールに連れて行ってあげたいと思うが、夏期講習が始まり、アルバイトをする時間もない。山田家の唯一の頼りは、御村(櫻井翔)からもらうお中元の数々だ。 ある日、太郎は御村家ですれ違った女性の香りに意識を奪われる。いつもと様子が違う太郎を見て、綾子(菊池桃子)は、恋だと断言。太郎はそれを否定するが、その女性がなぜか気になるのだった。 この話を聞いた御村も、それは恋だと太郎を茶化す。そして、太郎の想いを確かめるため「今日ウチに来ないか?」と誘う。御村はある事を思いついたようで・・・。 放課後、一ノ宮校長(宇津井健)のもとに、卒業生で大学4年生の小谷(水川あさみ)がやって来た。映画製作の道に進んだ小谷は、夏休みを利用して高校生が主人公の映画を撮りたいのだと言う。ストーリーは、貧しい少年と大金持ちの令嬢との恋物語。 少年役は、小谷のひらめきで太郎に決定。令嬢は、オーディションの結果、隆子(多部未華子)が見事勝ち取った。玉の輿にかける思いと太郎への気持ちに揺れる隆子のセリフには、他を寄せ付けないリアリティーがあるようで・・・。 いよいよ映画の撮影が始まった。ストーリーに自分を重ねて、太郎への想いを再び募らせる隆子。しかし、太郎はまったくその気持ちに気付かない・・・。御村は二人のやり取りが面白くてたまらず、さらに隆子を煽らせる行動にでるのだった。
山田家の夏休みも残り二日。しかし一家の大黒柱である太郎(二宮和也)に休息の時はなく、今日も炎天下でバイトに励む。そんな太郎に夏休みを作ってあげようと、次郎(鎗田晟裕)ら弟妹達は太郎に「一日夏休みをプレゼント」したいと提案。太郎はその気持ちだけでいいと言うが、綾子(菊池桃子)の助言もあり、休みをもらう事にする。 一方、必死の覚悟で太郎に告白したものの、あえなく玉砕した隆子(多部未華子)はため息ばかり。落ち込む隆子を見た中井(大塚ちひろ)は、夏休みの最後にもう一度告白のチャンスを作ろうと夏合宿を計画。太郎と御村(櫻井翔)を誘って勉強会を開こうと計画する。 そして、やって来た夏休み最後の日。太郎と御村、隆子と中井、杉浦(忍成修吾)の5人はお寺での勉強会に出かける。どうしても家族が気になる太郎だったが、御村から「今日一日は家族を忘れろ」と言われ、その場を楽しもうとする。 その頃、山田家では次郎を中心に家の掃除や菜園の手入れ、買い物などを分担して取り組んでいた。しかし、なかなか上手くいかず・・・。家庭訪問に来た一ノ宮校長(宇津井健)と鳥居(吹石一恵)も家事を手伝うことに。 果たして、隆子は太郎に再び告白することが出来るのか? そして山田家のお留守番の行方は??
二学期が始まった。成績優秀の太郎(二宮和也)だが、相変わらず進学の意思はなく就職を希望している。担任の鳥居(吹石一恵)は、一ノ宮校長(宇津井健)に太郎の進学について相談するが反応はいまいち。そこに御村(櫻井翔)がやって来た。一ノ宮校長は御村に「私とゲームをしないかね?」と切り出し、トランプを取り出す。自分と御村、鳥居の三人のうち誰が一番初めに太郎に進学への興味を抱かせるか、ゲームをしようと言うのだ。鳥居はそれに反発するが、御村は即座に校長の意図を察し、早速行動を開始する。 放課後、御村は巧みな誘導尋問を展開し、太郎を城南大学に連れて行く。果物のバイオ栽培に力を入れている永原(吉沢悠)の研究室に行けば心が変わるのではないかという目論見だ。永原も御村の意図を察し「大学の支援で野菜や果物が好きなだけ作れる」と吹き込む。しかし、太郎の興味は他にあるようで……。 そんな中、和夫(松岡充)がお友達のウメ(吉行和子)に絵を届ける為に帰国した。和夫が綾子(菊池桃子)と絵を届けに行くと、ウメは「海外に行く自分の代わりに、この家に住んで欲しい」と言う。それを聞いた山田家は夢のような豪邸生活に思いを馳せ大興奮!しかし、和夫は「太郎が決めろ」と決定を委ねる。 ある日、杉浦が街中で割ぽう着姿の太郎を目撃。たちまちクラス中に「太郎は貧乏だ」との噂が広まり、真実を知る隆子(多部未華子)は激しく動揺。半信半疑のクラスメイト達は、放課後に太郎を尾行することに……。
大豪邸に引っ越した太郎(二宮和也)ら山田一家は、富沢(猫背椿)らメイド達から至れり尽くせりの世話を受ける。弟妹達は、自分の部屋が出来たことに大喜びの様子だ。しかし太郎だけは、ここでの生活に馴染めずにいた。和夫(松岡充)から「生活費の心配をする必要はないからアルバイトせずに遊んでいいぞ」と言われても、何をしたらいいのか分からない。放課後も家に帰りたくないと憂鬱な表情だ。太郎にとっては、高級車での送り迎えもお手伝いさんが作る豪華な食事も悩みの種でしかないようで…。 太郎が本当のお金持ちになったと知った隆子(多部未華子)は、玉の輿への意欲を再び燃やし、猛アタックを開始。嫌がる御村(櫻井翔)を引っ張り、太郎の家に遊びに行く。豪邸での太郎との生活を妄想する隆子とは対照的に、御村は太郎がこの生活に満足しているのか、と心配する。 ある日、和夫と綾子(菊池桃子)は、太郎に「前の家に戻ってもいいよ」と提案する。本当は今すぐにでも元の家に戻りたい太郎だったが、弟妹達の楽しそうな顔を見ると、素直に首を縦に振れない。さらに、思い悩む太郎を見かねた隆子は、太郎をスーパーの特売セールに連れて行き、母親ゆずりのハイテンションで元気付けようとする。一方、御村も太郎をある場所へと連れて行く。果たして御村の狙いとは…!? そんな中、城南学院大学の永原(吉沢悠)が太郎を呼び出した。バイオ栽培の権威であるアメリカのクレメンス教授が太郎に会いたがっているのだという。幼い頃からの夢であるアメリカ…。そこで太郎は、人生最大の決断を迫られる!!
太郎(二宮和也)にアメリカ留学の話が持ち上がる。 小学校の頃の夢が「アメリカで大きなお野菜を作る」ことだった太郎に、綾子(菊池桃子)はアメリカ行きを進める。 しかし、家族や弟妹たちと離れたくない太郎は決断に迷っていた。 そんなある日、太郎は商店街のお祭りで「エアギター選手権」が開かれることを知る。 優勝者には超特大プレミアムハンバーグが贈られるため、太郎は出場を決意。 御村(櫻井翔)と隆子(多部未華子)にも協力してもらい、3人で優勝を目指して練習に励む。 そして、みんなで大きなハンバーグを食べると誓うのだった。 一方、太郎がアメリカ行きを迷っているのは自分たちのせいだと思った次郎(鎗田晟裕)ら弟妹たちは、兄ちゃんのために何かできないかと一生懸命。 そして、アメリカへの旅費をゲットするため、ある作戦を実行するのだが・・・。