ついに鶴ヶ城に程近い小田山から砲撃が届き始める。竹子(黒木メイサ)の死を悲しむ間もなく、八重(綾瀬はるか)は尚之助(長谷川博己)と共に四斤山砲を操って反撃を試みる。その砲弾は見事敵陣に命中。しかし、敵からの砲撃は激しさを増すばかりだった。 砲撃の音が響くなか、八重は身を守るための術として、濡れた着物を砲弾に被せて爆発を未然に防ぐ荒技を見せる。その様子をかいま見た容保(綾野剛)は八重を陣所に呼び出し、砲弾の構造を説明させる。 会津軍はその後も命懸けの猛攻を仕掛けるが、惨敗。食糧も底をつき、苦しい籠城の日々が続いていた。そんななか、大蔵(玉山鉄二)の妻・登勢(白羽ゆり)が、八重の教えた荒技で火消を試みて被弾してしまう。