孝明天皇(市川染五郎)の突然の崩御により、会津への帰国の機会を失った容保(綾野剛)ら会津藩士たち。そのころ、覚馬(西島秀俊)は長崎でオランダ人医師による眼の診察を受けていた。そこでの結果も良いものではなく、近く失明することを医師から告げられる。ぼう然とする覚馬だったが、孝明天皇崩御の知らせを受け、急ぎ新式洋銃の買い付けに奔走する。しかし、新参の会津を相手にしない外国商人が多く、交渉はなかなか思うようにはいかなかった。そんななか、レーマン(エリック・ボシック)というドイツ人武器商だけが覚馬の情熱に打たれ、新式銃の大量買い付けに応じた。そして、覚馬はレーマンから絆の証として一丁の騎兵銃を贈呈される。覚馬はスペンサー銃と呼ばれるその最新鋭の銃を、会津で帰りを待つ八重(綾瀬はるか)のもとへ送る。 そのころ会津では、八重の弟・三郎(工藤阿須加)の江戸修行が決まる。三郎は、八重が南天の刺しゅうを施した新しい着物をまとい、笑顔で旅立っていくのだった。