鉄砲に夢中になる八重(鈴木梨央)は、両親から砲術への思いを断つよう厳しく諭されていた。一方、八重の兄・覚馬(西島秀俊)は、佐久間象山(奥田瑛二)の塾で会津に先んじて西洋の技術を貪欲に習得していく他藩の動きを知り、焦っていた。 そんな折、吉田寅次郎(小栗旬)がアメリカへの密航を企て、象山がそれをそそのかしたとして捕縛される事件が勃発。仕方なく会津へ戻った覚馬は、大きな米俵を持ち上げて男と競争に興じる八重(綾瀬はるか)の姿を見て驚く。さらに、八重が砲術の知識を深く習得していることを知った覚馬は胸を打たれ、思いを断ち切らなかった八重に砲術の手ほどきするのだった。