健のピアノ演奏を聴いた博人は、強い衝撃を受ける。それは確かに、浩志の音だった。 直は健に見せつけるように、柏木と大人の関係であるかのような芝居をする。それでも、直を愛さずにはいられない健。互いに愛し合うのは運命で奇蹟だから…と健は情熱のすべてを直にぶつける。そのとき、電話が鳴り…。