ゼノの夢が壊れ、生きる気力をなくした直は、自殺を図ろうと…。駆けつけた健は、愛を告白し、ピアノに向かう。その音に、目を見張る直。「あなた、浩志なのね…」と、直は健の背中にしがみつく。 自分は浩志だ─と答えようとした健の胸に 激痛が走る。それでも、互いに求め合う直と健は…。