失踪した麻美(山口紗弥加)が残した新作原稿は、15年前に起きた女子高生5人による集団狂言自殺「白い鳥籠事件」をモチーフにしたものだった…!児童養護施設育ちの麻美(伊礼姫奈)は、一人で生きていく決意を胸に高校に入学。友達なんていらない、とにかく3年間を無事に乗り切ることばかり考えて門をくぐったが、気づけば同級生の絵美(平澤宏々路)、奏(早坂美海)、友梨香(白井美海)、由樹(鎌田らい樹)と親友に恵まれる生活を送っていた。一見穏やかで普通の高校生活を送る5人だったが、皆それぞれ悩みを抱えており…。迎えた3年生の夏休み、苦しみを抱えきれなくなった5人は集団狂言自殺を計画する。果たして事件の結末は…。そして15年経った今、麻美が改めてこの事件について書き記した意図とは…。
麻美(山口紗弥加)の学生時代の出来事を基に執筆された『白い鳥籠事件』を読み圧倒される正隆(伊藤淳史)の元へ、以前「麻美の死体の場所が分かる」と電話を掛けてきた謎の男・佐々木(菅原大吉)が訪ねてくる。焦った様子でブログの削除を要求してくる佐々木は、麻美とのやり取りを示すメール文面を正隆に見せる。そこに記載されていた衝撃の事実と佐々木の正体とは…!そんな中、沙織(恒松祐里)は『白い鳥籠事件』で自ら命を絶った生徒の一人・佐々木絵美(平澤宏々路)の事情だけ明らかになっていないことを不信に思う。何か真相の手がかりになる大事なものを見落としているかもしれないと再び麻美の別荘に向かおうとした矢先、ブログに最終章が更新されたことを知らせる通知が届く。