衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)の第一秘書を務める鷲津亨(草彅剛)は、20年前、路頭に迷っていた自分に手を差し伸べてくれた犬飼に恩義を感じ、以来、命がけで犬飼に尽くしてきた。 亨の献身的なサポートにより、犬飼は内閣府特命担当大臣にまで上り詰めたが、女性を軽視した発言で世論の反発を招き、内閣総理大臣・竜崎始(高橋克典)からも冷ややかな目で見られている。 ある日、大臣就任後初の政治資金パーティーで、不穏な動きを見せる青年・蛯沢眞人(杉野遥亮)が招待客に紛れ込み、犬飼の様子をうかがっていた。 そんな中、亨のもとに妻・可南子(井川遥)から、息子・泰生(白鳥晴都)がけがをして意識不明の重体だと知らせが入る。何者かによって歩道橋から突き落とされたらしいが、翌日、捜査を担当する刑事からは事故の可能性を告げられる。