「グランプリ獲って、プロになれ―」愛するキング・清居奏(八木勇征)からの言葉に、平良一成(萩原利久)は、写真家・野口大海(和田聰宏)が審査員を務めるフォトコンテスト『ヤング・フォトグラフィカ』への応募を決意。天才女優・安奈(仁村紗和)が所属する芸能事務所で期待の新人として着実にスターの階段をのぼる清居と比べて、自分は不釣り合いすぎると相変わらずネガティブ思考の平良だが、“清居の写真を撮りたい”という信念は変わらず…。そして、モラトリアムの秋が終わり、審判の冬がやってきて、フォトコンテストの結果を写真部の小山和希(高野洸)らと知った平良だったが―。一方、平良の従姉妹・菜穂(綾乃彩)がある事情から、平良の家を訪れることになり…。「美しい我らの王。不釣り合いな臣下に下さった温情に報いる為、あなたのお側にいられるならば…この無謀な挑戦、やらぬわけにはいかないのです」