紆余曲折の末、恋人同士となった平良一成(萩原利久)と清居奏(八木勇征)は、平良が住んでいた一軒家で同棲を始めていた。穏やかに月日は巡り…平良は大学4年生に、清居は新人俳優として日々奮闘していた。一方で、平良の信仰にも似た“偏愛”は変わらず、変装をして清居の出待ちをしていたり、狂ったように何度も清居の出演作を観ていたり…、きてほしいところで下がり、下がるべきところでニュースタイルな関白宣言をかましていて、美しく傲岸なキング・清居の悩みはつきない。ある日、清居は平良をデートに誘い、ファッションブランドのレセプションパーティーに行くことに。しかし、清居が少し目を離した隙に、平良はモデルのカンナ(髙石あかり)と2人きりに―…!?「好きで、好きで、好きすぎて、満ち足りない。十四番目の月みたいなこの気持ちは、この先も永遠に続いて自分を切なくさせるんだろう」