亮二(江口洋介)は25年前、 事件現場で体験したことをサチ(広末涼子)に明かす。 あの日の放課後、 秋本(佐々木蔵之介)と遊ぶ約束をしていた亮二は河原の近くを通り、 佐智絵の遺体を発見。 背後から聞こえた「後ろを振り向けばお前も殺す」という犯人らしき男の声に恐ろしくなって逃げ出していたのだ。 亮二は男の声しか聞いていないが、 男は亮二の姿を見ている。 いつか亮二を見つけ出し、 口封じのために殺しにくるかもしれない…。 亮二を案じた兄の雄一は「黙っていた方がいい。 時効が成立するまで見つからなきゃいい」と言い聞かせ、 その言葉に亮二は従ったのだった。