篠田香織(深田恭子)は、竹内裕美(瀬戸朝香)の開いていたロッカーの内側に息子・空(泰斗ホールダウェイ)の写真をみつける。直後、電話で体調を崩した空の様子を聞く竹内を目撃するが、あえて何も知らないふりをする。
この日は急な欠員で竹内がターミナルレーダー室のサポートに回ることになり、香織も一緒に行くことになった。そんな中、バードパトロールから滑走路付近で人影を見かけたという情報が入り、空港の全滑走路が一時閉鎖となった。離着陸準備中の飛行機の管制で一気に忙しくなる管制塔内。竹内はそれを見越して香織に管制塔へ行くように指示を出す。滑走路付近で再び人影が目撃された。近くの桟橋に不審船侵入の報告も入り、テロの可能性を疑って警備中隊も動き出した。
侵入者がつかまらないまま時間が過ぎるが、そこへ羽田上空を旋回している飛行機から、心筋梗塞で乗客が倒れたとメディカルエマージェンシーが入る。合図を受け、竹内はどうにか羽田に着陸させたいと訴えるが、管制部の田辺部長(螢雪次朗)らは安全が確保できない以上は無理だと拒否する。病人の状況を考え、たまらず飛行機を着陸させるべきだと声を張り上げた香織を一喝した結城昇(時任三郎)だが、そのまま着陸の段取りを始めた。そんな中、ターミナルレーダー室の統括席にある電話に竹内あてに電話がかかってきた。それは空を預けている母親からで・・・。