“娘第一主義”で生きてきたシングルファザーが、娘の誘拐をきっかけに人々の秘密と向き合っていくサスペンス。元妻・由貴子(仲間由紀恵)と別れ、14歳の娘と暮らしていた圭太(向井理)に、ある日非通知で着信が入る。謎の人物から「娘を預かった。母親を捜せ」と告げられた圭太はぼうぜんとする。
圭太(向井理)は由貴子(仲間由紀恵)を見つけるが、逃げられてしまう。娘の瞳(山田杏奈)が誰に、なぜ誘拐されたのか、居場所はどこなのか、圭太は訳が分からず立ち尽くす。一方、菜七子(仲里依紗)は瞳が翼(松村北斗)と一緒にいる可能性があることや、以前夜の街で瞳を見掛けたことを圭太に伝える。
圭太(向井理)は誘拐された瞳(山田杏奈)を救うため、由貴子(仲間由紀恵)の指示に従い帝東建設の不正の証拠を入手する。そもそも誘拐の原因に思い当たる節がある圭太は、由貴子と共にこれまで隠してきた“10年前の秘密”を菜七子(仲里依紗)に語る。そんな中、職場復帰した圭太は、ある秘密が公になってしまう。
会社を解雇された圭太(向井理)は、帝東建設の不正の事実をつかみ、社長の長沼(佐野史郎)に取引を持ち掛ける。一方で、圭太は瞳(山田杏奈)を誘拐したのは由貴子(仲間由紀恵)とトラブルを起こした帝東建設の人間だと思っていたが、竜二(渡部篤郎)の言葉をきっかけに、犯人は別にいるのではと考え始める。
圭太(向井理)は、瞳(山田杏奈)の誘拐事件が由貴子(仲間由紀恵)の仕組んだ自作自演だと気付き、がくぜんとする。金のために娘を誘拐した元妻を圭太は非難するが、由貴子は悪びれず、全ては新しい生活を始めるためだと話す。一方、10年前の火事の詳細を知った瞳は、圭太を軽蔑し家を出ていってしまう。
圭太(向井理)に3億円を奪われ、計画を狂わされた由貴子(仲間由紀恵)は怒りに震え、金を取り戻そうと躍起になる。そして、母親を求める瞳(山田杏奈)の気持ちを巧みに利用し、圭太への反撃を試みる。そんな中、圭太と由貴子の攻防を知った竜二(渡部篤郎)が突然圭太の元を訪れ、ある取引を持ち掛ける。
誘拐犯の正体が由貴子(仲間由紀恵)だったと知りショックを受ける瞳(山田杏奈)に、由貴子は「もう用はない」と追い打ちをかける。一方、由貴子に金を奪い返されたと考えた圭太(向井理)は、竜二(渡部篤郎)に接触し由貴子の居場所を聞き出す。だが、たどり着いた隠れ家で、圭太は背後から何者かに襲われる。
圭太(向井理)は、瞳(山田杏奈)を誘拐した由貴子(仲間由紀恵)を法の下で裁くため、竜二(渡部篤郎)と手を組むことに。竜二の指示通り、帝東建設の不正の証拠を週刊誌にリークするが、竜二を尾行していた翼(松村北斗)から、菜七子(仲里依紗)が竜二と会っていたことを聞かされる。菜七子にも長年の秘密があった。
由貴子(仲間由紀恵)を乗せ沖へ向かった小型船が、圭太(向井理)と菜七子(仲里依紗)の目の前で爆発する。その爆発が故意により発生した可能性が浮上し、圭太は警察から疑いの目を向けられる。そんな中、10年前に翼(松村北斗)の母親が亡くなった火事について、竜二(渡部篤郎)の告白から新たな事実が判明する。
翼(松村北斗)の母親が亡くなった火事について、事実を打ち明けた長沼(佐野史郎)は、圭太(向井理)に火事発生時の由貴子(仲間由紀恵)の秘密を語ろうとする。そんな中、圭太の自宅で菜七子(仲里依紗)が二本松(遠藤雄弥)に襲われる。由貴子のパスポートを盗むことに失敗した二本松と由貴子は、次の一手を打つ。