飯塚(大東俊介)という青年が何者かに殺害された。飯塚は5年前に機動隊員だった玲子(米倉涼子)の父・修次(陰山泰)が殉職した立てこもり事件で、真里谷(城田優)と共に逮捕された少年グループの一人だった。新聞記事で事件を知った玲子は、一般人を装って飯塚が殺害された現場へと向かう。そこには、新聞記者の工藤(伊武雅刀)の姿もあった。 「殺されちゃいましたねえ、あの、飯塚良博くんが…」と声をかけてくる工藤。どうやら彼も5年前の事件を追っているらしい。しかも工藤は飯塚が殺された約二時間前に飯塚と会っていたという。 欠勤した玲子は、工藤と共に居酒屋へと場所を移す。工藤が録音した飯塚との会話によると、最近、真里谷からラブレターが届き、飯塚はおびえていたらしい。工藤はその手紙が隠されているコインロッカーの鍵を飯塚から預かっていた。 写真 コインロッカーへと向かった二人は、すぐに手紙を確認。確かに差出人は真里谷で、他の仲間にも同じ手紙を送ったと書かれていた。その文字を見ながら、初めて拘置所で真里谷と会った時のことを思い出した玲子は、改めて真里谷への怒りをかみ締める。 翌日、玲子は真里谷が手紙を送ったという田口(斉藤祥太)のもとへと向かう。すっかり更生した田口は、「若者たちよ、あきらめるな」という講演会に参加していた。かつては悪いことばかりしていた自分だが、勇気を持って生まれ変わる決心をした。そう語り、聞いていた若者たちから拍手を浴びる田口に、玲子は「あなたが立ち直れればそれでいいの?」と声をかける。さらに、真里谷からのラブレ