周側を裏切って命を狙われる桜井。それを救った鷹野に去来する過去の訓練の日々。諜報員の心得はすべて、兄と慕った桜井から教わった。だが、死を欺いてまで組織から逃げたのに何故また姿を現わしたのか、桜井は答えない。一方、落合から過去の傷と風間との関わりを聞かされた田岡は、自身の幼少期を重ね、生きる苦しみを吐露する。鷹野の計らいで再び逃げる桜井、しかし今度は中国とも違う第三の勢力から魔の手が及び……。