ロジャーの前に立ち塞がった真紅のビッグは、パラダイム社により再生されたビッグデュオ・インフェルノだった。そのコクピットには、無数のケーブルで生身の身体をデュオに直結させたアランの姿があった。インフェルノの猛攻により右腕を使えなくなったビッグオーは、オーサンダーで反撃、インフェルノの頭部を刎ねる。しかしインフェルノは起き上がり、より凶暴性を増して行く。だが、その時、死亡したはずのシュバルツ・バルトの声があたりに響いた。「メガデウスはドミュナスを選ぶ」。インフェルノのコクピット内に表示されるメッセージが変わるのを合図とするように、ケーブルがアランを身体ごと飲み込んで行く。そしてアランを飲み込みながら飛び立つと、ドームの空に消えていった。 インフェルノとの戦いを終えたロジャーは、ドロシーの行方を求めてグリフォンで疾走していた。そうしてようやく発見したドロシーは、額からメモリーディスクを抜かれた人形と化していた…。