恋人に二股をかけられどん底状態のまま、東京から札幌へ転勤して来たOLの千春(久保田紗友)。 ある夜、路地裏にひっそりと佇む弁当屋「くま弁」で、ミステリアスな天才料理人・ユウ(飯島寛騎)と出会う。 千春が頼んだのは「ザンギ弁当」だったのに、なぜか注文とは違う「鮭かま弁当」を作るユウ。 しかし、千春のためを思って作られたこの特別なお弁当は、千春の凍った心を解かすことに…。 翌日、千春はなぜ「鮭かま」だったのかを尋ねに、くま弁へ足を運んだ。 ユウは、千春が体調の優れない様子だったこと、食べたいものを“カニ”と答えたことから、「鮭かま弁当」をつくったのだという。 そして、千春にこう告げた「新しいことをするために、来たんじゃないでしょうか、この場所に」と。 千春の新しい生活が幕を開けた。