照子(浅野ゆう子)が物干しざおにてるてる坊主をぶら下げている。冬子(石原さとみ)がやって来ると、照子は「もうあんたの分はぶら下げない。これからも自分でぶら下げたらいい」と告げる。昭和46年春。秋子(上野樹里)がアメリカ留学に旅立つ日、大勢の商店街の人たちが見送りに集まる。赤ん坊を連れた春子(紺野まひる)や夏子(上原多香子)も来て、それぞれに別れの言葉を贈る中、春男(岸谷五朗)は秋子にせん別を渡す。