天正7年(1579年)、武田と手を結んだことにより、御館の乱は景勝(北村一輝)方の優勢となった。景勝の家臣から、御館に総攻撃を仕掛けるべきとの声が上がるが、兼続(妻夫木聡)は仙桃院(高島礼子)と華姫(相武紗季)が気にかかる。景勝は仙桃院と華姫を引き渡すよう景虎(玉山鉄二)に書状を送るが、景虎は拒否する。 そんな折、お船(常盤貴子)が、使者として御館に行くことを申し出る。上杉家のためなら命も差し出すというお船の必死さに、景勝も了承。御館に着いたお船は仙桃院と対面し、戦の責任を感じているなら上杉の行く末を見届けるべき、と進言する。仙桃院は、景虎に謙信の思いを無駄にしないためにも降伏してほしいと懇願。景虎は降伏し、人質として嫡男の道満丸を差し出す。 ところが、春日山へ向かう途中で道満丸が何者かに暗殺される。景虎は景勝の仕業と思い込み、反撃を開始、景勝はやむをえず御館へ総攻撃を仕掛けることに。景虎は華姫とともに逃げるが、追いつめられ自害を決意する。その寸前に兼続が現れ、道満丸暗殺が景勝の仕業でないことを釈明。ようやく景勝に裏切られたわけではないことを知った景虎だったが、上杉家の未来を景勝に託し、華姫とともに自害を選ぶのであった。