最後の依頼者はマキ(谷村美月)が借金をしている町金融の社長・南原満(菅田俊)。マキ(谷村美月)が依頼された役を演じきれば借金を棒引きにすると言って助けを求めてくる。マキと同じく、南原から金を借りている藤田敦夫(村田雄浩)が南原の娘・麻美(松本花奈)を人質にして事務所に籠城。藤田は20年前に別れたきりの娘・綾音に会わせろと要求し、綾音が来たら麻美を解放すると約束したという。藤田は成長した綾音の顔を知らないため、南原はマキに綾音を演じて欲しいと依頼する。
マキが何の情報も無ければ演じられないと断ると、南原はミネコ(白羽ゆり)にナイフを突きつける。南原は綾音を演じて麻美を助けなければミネコを殺すと脅し、マキは意を決して南原の事務所へ向かう。モンゾウ(山本耕史)はマキのネックレスに取り付けた超小型カメラで事務所の様子を確認し、情報を1つ1つ整理していく。マキは藤田から娘の情報を聞き出しながら役作りをしなければならなかった。
綾音として潜入したマキに年齢を訊ねる藤田。この日は綾音の20歳の誕生日だった。藤田は娘が自分の誕生日に気付かなかった事を不審に思うが、マキは誕生日プレゼントとして生まれた日の事を話してと話をすり替えて誤魔化す。別れた妻・朋美が綾音と名付けた事や彼女との馴れ初めを話し出す藤田。ところが、朋美の話をしていた藤田は突然窓を開け、今度は朋美を連れてこいと外の警察に向かって要求し始める。
モンゾウはミネコに、朋美として事務所に行くように指示を出す。南原はさすがにバレると呆れるが、モンゾウは藤田がミネコを妻として受