マキ(谷村美月)は久保まり子(安藤聖)から恋人の浅井康平(少路勇介)の両親の前で婚約者を演じて欲しいと依頼される。まり子が康平の両親、富子(根岸季衣)と昭夫(並樹史朗)に挨拶するため実家を訪ねたのは3年前。その時、富子はまり子を完全に無視し、ハトコとの縁談を康平に勧めたという。まり子はひどく傷つき別れを切り出すが康平は必死に謝罪。結局、富子と昭夫には別れた事にして内緒で同棲を続けていた。
そして今年、2人の間に赤ちゃんが生まれ、康平は現在の同棲相手が出産した事を両親に勝手に報告。富子は昭夫と上京して孫のお食い初めをすると言い出した。しかし、その後、顔を合わせた康平を見てマキは驚く。康平は昔の劇団仲間で、元カレだったのだ。
マキは、康平と息子の勇太の3人で、親戚に配るための記念写真を撮影する。しかし、その様子を見ていたまり子は2人に変な距離感を感じ、夫婦に見えないとマキに文句を言う。富子たちが上京する日は3日後。マキと康平は2人きりで夫婦役のリハーサルを行う事に。その頃、初孫を一目見ようとやってきた昭夫とまり子は自宅で鉢合わせをしてしまう。昭夫も孫の母親が、別れたはずのまり子だったとわかって困惑する。まり子は咄嗟にドアを閉め、康平に連絡して助けを求める。
まり子が昭夫に見られた事を話すと、康平は富子に報告されていないか心配する。昭夫は頭が上がらない婿養子。昭夫は何かあると富子に逐一報告させられていた。マキは正直に打ち明ける事を勧め、康平も入籍の意思がある事をまり子に伝える。だが、富子が姑になる事は絶対に避けたい