決勝戦を征したのは北条院聖斗であった。そして、決勝戦を終えたばかりのステージ上では中村名人から、ある発表がなされようとしていた。それは、日本のスピナーの更なる飛躍を願い、ここにTHPジャパンを結成するという内容の発表であった。そのメンバーとしてJCC(ジャパンチャンピオンカーニバル)各ブロックの上位入賞者9名の名前が次々と紹介されたが、しかし、その中に瞬一の名前は入っていなかった。瞬一は寂しさをにじませながら会場を後にする。そして、また瞬一に普通の小学生としての生活が戻って来る……。