アスキャンの合同訓練のため、ヒューストンにやってきた六太たち。 歓迎会も開かれ、占いが得意なアマンティとも意気投合。 六太もさっそく占いをしてもらい、今後の展望的なことをみてもらったのだが……アマンティは何やら不穏な表情を浮かべてしまう。 六太の未来に、なにかよからぬものが見えたらしいのだ。 そして後日、いよいよ合同訓練が開始された。 訓練教官、通称・スポンサーは、先輩宇宙飛行士である、ビンセント・ボールドと、ラリー・パイソンの2名。 バスで砂漠へ連れてこられた六太たちは、1チーム6人制、全5チームに別れることになった。 六太はE班、ケンジ、せりか、絵名、新田、アマンティの6人。 気温は40度。 背負う荷物は、1人平均12キロ。 これから6日間、アスキャンたちは毎日リーダーを変えながら、70キロ先の目的地「アマリロ」まで、サバイバル生活をしながら歩くのだ。 初日のリーダーはケンジ。 まずは自分たちの指導員と合流するため、照りつける陽射しのもと、砂漠を進んでいた。 道中、六太がサソリに襲われたりもしたが、アマンティは、「六太はサソリには刺されない」と断言。 アマンティがそう言うのだから問題ないと、自分を納得させる六太だったが――。 『サソリ「には」刺されません……でも何かには、刺されるんだ――!』 と考えすぎていた。 ようやく指導員と合流することができた六太たち。 指導員は、先輩宇宙飛行士であるマイク・デイビスと、ローリー・クオモだった。 久々に再会したローリーに喜ぶ六太だが、ローリーは知らんぷり。 抑圧的な口調で厳しくや