Upon arriving at the conference building, Mutta meets with some of the unsuccessful applicants before heading to the main hall, where he is greeted by Serika, Kenji and Reiji, along with Team B's Ena Kitamura. As Hoshika gives Hibito the news of Mutta's success, Mutta manages to get through the conference without messing up. As the gang get together following the conference, Naoto joins them in celebration whilst Yasushi sends Mutta various texts congratulation him, explaining how he was always rooting for him.
星加から直接合格発表を聞いた六太は、記者会見会場へと向かっていた。
遅れて到着した六太を壇上で待っていたのは、ケンジ、せりか、絵名、新田。
六太を含むこの5名が、新しい宇宙飛行士として合格したのだ。
会場は歓声と拍手で大盛り上がり。
しかし六太はいまだ夢心地で、『自分が宇宙飛行士になれる』という実感がえられないでいた。
そして居酒屋での祝賀会。
六太の携帯には祝いのメッセージメールが何件も届いていた。
なかでも『やっさん』こと古谷からは10件も来ており、その内容は――。
『なんやその答え! サル以下の発想やな!』
『ジブン一人だけ 顔がニヤケてるぞ』
など、ほとんどが六太に対するツッコミだった。
そのすぐ後、今度は福田が祝いにかけつけてくれた。
福田は六太、せりか、新田の合格が自分のことのように嬉しくなり、思わずテレビの前で泣いてしまったとのこと。
それはきっと古谷も同じだったはずだと、みんなで祝杯をあげるのだった。
店内の喧噪の中、宴会の時間は過ぎ――。
一人夜空の月を見ながらトイレで休憩をしていた六太は、いまだに合格の実感が得られずにいた。
そこに響く携帯のバイブ音。また古谷からのメールだった。
その文面は――。
『そーいえば大事なこと言い忘れてたわ。合格おめでとう』
六太は、立ち尽くしたままその言葉を受け止めた。
そしてさらに文面は続き――。
『閉鎖ボックスで2人を決めなあかんかった時、俺が言ったこと覚えてるか? 俺の中ではもう2人は決まってる。この2人しか考えられへんて。あれな……新田と――南波のことや。その2人