As the exam approaches its final few days, Kenji gets to know his teammates better, which Hoshika musing that he didn't give Kenji a green card earlier in order to test his leadership skills. Meanwhile in Team A, as Mutta reveals they don't have any food left for tomorrow, he manages to gather some ingredients for making udon noodles. Remembering how he learnt it from Sharon along with Hibito, Mutta gets everyone to make udon together. Having not had anyone share his interest in space whilst he was in school, Mutta becomes pleasantly surprised when everyone else becomes surprised over how he knows Sharon, and they spend time talking about space together. The mood soon heavies when they are reminded they still need to choose two people to become astronauts.
閉鎖ボックスでの生活も残り2日。B班では、それぞれ自分の好きなものについて談話していた。手島は異星の海洋生物を想像したデッサン、北村は今読んでいるSF小説、そしていつの間にか富井も加わり、みんな楽しげな表情を浮かべていた。
ケンジがうまくきっかけを作ったことにより、ギスギスしていた雰囲気が、ようやく改善されたのである。
『これでよかったんだ――最初から。終わる前に気づけてよかった』
そんなB班の様子を見ていた管制では――。
星加が満足気な言葉を漏らしていた。「これが、見たかった」星加は、ケンジか溝口、どちらがリーダーとしてB班の雰囲気を作り出すか、敢えて2人にはグリーンカードを出さずに待っていたというのだ。
「種明かしをしてやろう。2人にとっては――救いのグリーンカードだ」
一方、A班では。
「良いニュースと、悪いニュースと、あと、微妙なニュースがあります――どれから聞きたい?」
六太がみんなを集め、重大なことを発表しようとしていた。悪いニュースは、明日の食料がないこと。良いニュースは、六太が小麦粉と調味料を発見したということだった。
「これで明日はうどんが食えるぜ、みんな!」
楽しげにうどん作りをはじめるA班のメンバー。六太が、『作り方は天文学者・シャロンに教えてもらった』と明かすと、シャロンと親しいことに一同羨ましげな声をあげた。六太は感動した。なぜなら、子どもの頃天文台に友達を誘っても誰も興味を示さず、誰もついて来てくれなかったのだ。
様々な宇宙の話をしながら、六太は目頭を熱くする。
『ここにいたんだ