「順応」の50年代から、「自由と逸脱」の60年代へ。
ベトナム戦争や人種差別問題など、社会が大きく揺れ動いた1960年代のアメリカ…
そこでは、音楽もまた大きな変化を遂げた。
人生や社会を深くみつめ、既成の価値観にノーを突きつけたフォーク・ミュージック。心の奥に潜む闇を照らし出したサイケデリック・サウンド。レイ・チャールズやモータウンのアーティストがソウル・ミュージックを花開かせる一方、イギリスからは、ビートルズをはじめとするバンドが押し寄せ、ブリティッシュ・ビートがアメリカ中を覆った。
カウンター・カルチャーが渦巻く時代の息吹の中で、人々に愛され、No.1に輝いた名曲たち… それらはどのように生まれていったのか。
番組では、60年代の全米No.1ヒット曲にスポットを当て、その誕生の経緯を、アーティストたちの貴重なインタビューとともに探っていく。