歴史的ソウル・レジェンドであり世界屈指のコーラス・グループ、スタイリスティックスによる1975年のヒット曲。彼らの6枚目のアルバム『サンキュー・ベイビー』に収録されている。ヴァン・マッコイのメロディアスで華麗なアレンジ、そして重厚なオーケストラ・サウンドのディスコで日本やイギリスで大ヒットした。2006年には日本で整髪料のCMに歌詞を変え使用されたことで、改めてオリジナル・ヴァージョンにも注目があつまった。しかしこの曲、本国アメリカではディスコ系イージー・リスニングなどに路線変更したことで、それまでのソウル・ファンが離れ人気に陰りがさし、それほどのヒットにはならなかったという。
スタイリスティックスはフィラデルフィアで結成されたグループで、フィラデルフィアで名プロデューサーといわれたトム・ベルの元、多くのヒット曲を生み出した。ファルセット・リードのソウル・ヴォーカル・グループとして60年代後半から大人気を集めるグループだった。
番組では、メンバーチェンジを経たスタイリスティックスの現メンバー、プロデューサーであり、曲を作ったヒューゴ&ルイージのルイージ・クレアトーレなどがこの曲について語る。