デビュー直後から若者世代の代弁者となり、モッズたちのヒーローだったブリティッシュ・バンド、ザ・フー。
ロックの持つ衝動と知性を体現する彼らは、その後もいくつもの名盤を残し、ロック史にその名を刻んでいく。
1969年にリリースした彼らのアルバム『トミー』は、ロック・オペラという革新的なコンセプトで心の傷を負い三重苦となってしまった青年の魂の移ろいを描いた。
その深くて豊かな作品世界は、40年以上を経た今も全く色あせることがない。
番組では、『トミー』の制作に関わった人々を訪ね、その誕生の経緯を探っていく。