芹沢理一(妻夫木聡)は、完成した映画のビデオを真っ先に牧野衣咲(深津絵里)のもとへと持って行く。そして、理一は衣咲に、なぜ店長を辞めたのではなく辞めさせられたということを、自分に言ってくれなかったのかと問う。格好悪いから、と衣咲が今さらの言い訳。そこに、梶誠(真木蔵人)が現れた。梶は、一緒に本社へ行こうと衣咲を促す。衣咲の再異動が決まりそうなのだ。衣咲は、理一に断って梶と共に本社へと向かう。
本社に着いた衣咲は、小野田幸太郎部長(浅野和之)から異動の報告を受ける。梶のバックアップもあり、衣咲は店長への返り咲きとなるのだが、場所は大阪。ゆっくり考えてよいという小野田の言葉を聞くまでもなく、さすがの衣咲も即答は出来ずにマンションへと帰る。そして、理一のビデオを見ることに…。
翌朝、理一のマンションに衣咲がビデオを返しに来た。どうしても感想が言いたかったと告げる衣咲は、まず作品が面白かったと褒める。だが、礼を言う理一に、衣咲は「考えさせられちゃった」と言い残して去って行った。
その日、長谷部幸平(田中圭)、木田貴司(西野亮廣)やテレビファクトリー社長(螢雪次朗)を呼んで、理一の映画の試写が行われた。主演の一坂進(温水洋一)も、その出来に大喜び。だが、理一はボーっとしている。今朝の衣咲の言葉が気になっていたのだ。
理一がマンションに帰ると、小池実乃(広末涼子)がキッチンで何やら作っている。英介(藤木直人)は店に行った、と告げる実乃。理一が状況を把握しきれずに戸惑っていると、実乃は「お騒がせしました」とニッコリ。理