ある夜、東京で大爆発が発生。ビルが倒壊し、街は火に包まれる。炎とがれきの中、黒ずくめの女がゆらゆらと立っていた。彼女の名前は “御厨静琉 (みくりやしずる)” (木村文乃)。御厨の右目は赤く光輝いていた。その視線の先には、自衛隊の兵士たち立ちふさがり、銃を構えている。「オマエラ、全員死ニタイカ」 という御厨の言葉を聴くこともなく、隊長が 「撃て」 の命令をかける。御厨に向けて発射される無数の銃弾。だが、御厨が手を払うと、その銃弾は隊員たちにすべて弾き返され、全員が絶命するかと思えた。その時、世界が静止し…。