2018年、築地市場は豊洲に移転。世界最大級の近代的な市場に生まれ変わった。50年あまり前、新日本紀行に登場したまぐろ仲卸業者は豊洲に移り兄弟2人がのれんを守っている。先代の遺志を継いで海外展開を図ってきた。一方、築地場外市場は魚のプロとともに一般客にも根強い人気を保っている。時代が変わっても、目利きの技を生かしより良い魚を提供することが信条だという魚河岸の人々。その心意気を歳末の市場に訪ねた。