大田区蒲田で町工場を営む山崎家。工場社長の父・有三、母・佳乃子、祖母・ヨシ、大学生の長男・太一、高校生の長女・裕子、そして、 主人公の小学五年生の次男・山崎公平。先代から勤めている仕えるゴローさんや隣のアパートの良さんを交え、昭和39年元旦を迎える。 しかし、太一が有三に工場は継がないという言い争いから大喧嘩。こたつは壊れ、おせちも台無しにしてしまう。 公平はお年玉をもらえないことだけを心配するが……。