残り5日となったセミオ(山田涼介)と大川由香(木南晴夏)の生活。『うつせみ荘』の面々ともすっかり打ち解けたセミオは、この日の朝も庄野ねじこ(阿川佐和子)&くぎこ(檀ふみ)姉妹、熊田美奈子(今田美桜)らとともに小川邦夫(北村有起哉)が作るメイプルシロップたっぷりのパンケーキを楽しんでいた。 盛り上がりの中、ひとり食が進まない由香。実は前夜に眠っているセミオに勝手に“チュウ(キス)”をしていた由香は、罪悪感を感じるとともにその感触を忘れられず、戸惑っていたのだった。明らかに様子のおかしい由香に、カマをかけてみる住人たち。その結果、セミオにチュウをしたことがバレてしまい、由香は大慌て! しかしセミオの反応は、まったく予想もしていなかったもので…?
ついに『うつせみ荘』の住人たちに「自分はセミである」と打ち明けたセミオ(山田涼介)。庄野くぎこ(檀ふみ)&ねじこ(阿川佐和子)姉妹、岩本マサ(やついいちろう)&春(山崎静代)夫妻ら住人たちは、驚きながらもそれぞれがその事実を受け止める。これまでさんざんセミの悪口を言ってしまったことをセミオに謝る熊田美奈子(今田美桜)。こんなにも現実離れした話を受け入れてくれたことに驚き、疑問を抱くセミオに、小川邦夫(北村有起哉)は「みんなお前のことが好きだからだよ」と優しく声をかけるのだった。 だが、あらためて突きつけられたこの現実に、ただひとり混乱する大川由香(木南晴夏)。セミオが本当にセミだったということは、2日後にやってくる“別れ”が、すなわちセミオの“死”を意味することを実感していたのだ…。