「姉は悪魔だ!美しい人の皮をかぶった恐ろしい悪魔、それが姉の正体だったのです」
中田容子(志田未来)は、一見幸せそうに青春を謳歌する高校1年生。
この日も、朝、通学前に彼氏が家まで迎えに来ていた。しかし、髪型が決まらずモタモタしている間に姉・槇子(山田優)が「もう少し待っててね、容子、今、ウンコしてるから」と言い放ち、さっさと出勤していく。そしてドン引きした彼に容子はあっさりとフラれてしまう。
姉・槇子は私立大学を主席で卒業し、政務省に勤めるキャリア官僚。そのオーラを放つ美貌も手伝って、近所の人からは羨まれ、職場の同僚・部下からは、高嶺の花であり、容子の同級生からは、憧れの的だった。