シンガポールでマフィアに撃たれた行(長谷川博己)は、病院でるい(鈴木京香)に看取られて死ぬ。行との思い出に浸りながら、亡骸を荼毘に付するい。しかし、帰国後、遺骨は万理江(深田恭子)に取られてしまう。葬儀で悲劇の喪主を演じる万理江は、以前とは見違えるほど自信をつけていた。1年後、肇(段田安則)が引退し、新海社の社長を引き継いだるい。大手取次会社の倒産で窮地に陥った新海社を、秀月(草笛光子)や秋夫(布施明)、そして万理江までに頭を下げて救う。そして、万理江から手渡された行の手紙には・・・。