成瀬誠一郎(江口洋介)は、職員会議で、区長が学校を見学することになったと発表する。桐原伊織(西島秀俊)は、参観日も授業は普段通りで構わないと言うが、脇谷九重郎(塩見三省)は、万全を期してほしい、と息巻く。 そんななか、桐原は、顔色の優れない大橋仁(塚本高史)に声をかけたが、その後、大橋は2日も無断欠勤する。武市かの子(北乃きい)らは心配するが、桐原は、大橋はもう学校には来ないだろう、と言い放つ。大橋は、受け持っている5年生の生徒から侮蔑的な扱いを受けてきたというのだ。 早速、成瀬は大橋のアパートを訪ねるが、応答がない。心配になり合いカギでドアを開けようとすると、なかから大橋がそれを阻止。隙間から大丈夫だ、と言うとドアを閉めてしまう。 同じ頃、臨時で5年生を受け持ったかの子は、すでに授業妨害に遭っていた。そんな様子を、学校に戻った成瀬は、廊下に響く騒音から感じ取った。 そして、午後からの5年生の授業を、成瀬が受け持つことに。ところが、成瀬が教壇に立っても、教室は静まり返っている。成瀬は、騒ぐなら騒げ、とあおるが、誰も騒ごうとしない。さらに、1人1人に呼びかけるが、生徒は、自分は騒いでいない、自分は注意した、と弁明するばかり。そんななか、成瀬が黒板に向き直った瞬間、原翔子(荒川ちか)がガシャンと筆箱を落とした。成瀬が振り返ると、翔子は、手が滑って、と言ってのけた。成瀬は…。
Name | Type | Role | |
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Hata Takehiko | Writer |