繰り返し寄せては返す波。バス会社の添乗員となった松永善博は東陽学園の生徒達と、夏のひと時を蜻蛉海岸で過ごすことになった。照りつける太陽、海、花火、楽しい夏の出来事に、過去の悲しい思い出が映し出される。暑い一日が終わり、海岸に佇む松永を、微笑みを浮かべ見守る一人の少女がいた。それは…。