北海道置戸町の小中学校の管理栄養士・佐々木十美は、全国で名高い“給食の鬼”。1食250円ながら年間すべて異なる献立。カレーなら19種のスパイスで作る辛口の本格派で、食材は極力新鮮な地元産。成長期に味覚を磨くため、嫌われる食材も避けず、魚も骨付きで出す。卒業生たちが今も忘れず、食生活の基準にする“日本一の給食”。引退直前に新人に伝えるその技・信念・給食観とは?