満帆商事の最上階にある金庫室前に立つ謎の男がいた。男は台に置かれていた壺の中から鍵を取り出すと金庫室へ忍び込む。保管されていた美術品や骨董品を前に高笑いする男だが、背後で扉が閉まってしまう。
同じころ、ショムニでは坪井千夏(江角マキコ)らが、安倍麗子(安藤サクラ)が社内で飼い始めたカメの存在に戸惑っていた。麗子によると、「一番高い所から一番低い所へ、ひとり落ちてくる」とのカメのお告げがあったという。
一方、社長室では、社長の前川進(升毅)、人事部の星野ケンジ(安田顕)と下落合耕一(鈴木浩介)、左門大介(三浦翔平)ら海外事業部、壇上みき(片瀬那奈)ら経営企画室の面々が集まり、アメリカに本社を置くコネチカットバーガーの社長・スミスらと対面していた。前川は、日本での販売権を獲得しようと、親日家のスミスに浴衣をプレゼントする。すると、スミスはお礼にと食べ物の缶詰を差し出した。一同が缶詰を開けると強烈な悪臭が部屋中に充満する。平然としているスミスたちを見て、誰もがそれを口に出せずにいたが、そこへ営業推進部の課長・梶山(大倉孝二)が入ってきた。梶山は臭いに顔をしかめ、缶詰がくさいと言い放ってゴミ箱に捨てようとする。慌てて止めに入った下落合は、缶詰を食べて美味しいと絶賛して場を取り繕った。
この一件がもとで、梶山は庶務二課へ異動となる。そして、前川は今月の社内目標を「空気を読む」に決定、缶詰を食べた下落合をプロジェクトリーダーに抜擢し、スミスの接待プランを全部署から募集することにした。
仕事を始めた梶山は、ショムニメンバー