ある日、満帆商事・庶務2課「ショムニ」きっての霊能師・日向リエ(高橋由美子)が、突然「だれか妊娠している」と言い出した。そこへ妖婦・宮下佳奈(櫻井淳子)が戻ってきて「出来ちゃったみたい」。井上課長(森本レオ)と新人・塚原佐和子(京野ことみ)だけが驚き、坪井千夏(江角マキコ)、徳永あずさ(戸田恵子)らは平然。託児所を開こう、いい名前を付けてやろうと算段を始める。
丁度、その時、佐和子の父親・善造(六平直政)が、佐和子に会いに行く、と電話してくる。見合い話を持ってくる気である。
翌朝、善造は早々と満帆商事を訪れる。が、その日は、総会屋がスキャンダルをネタに脅しをかけに来る日でもあった。受付嬢は、厳つい顔の善造を見て、その総会屋と勘違い、人事部に通してしまう。
人事部の対応を不思議に思いながら、トイレに立った善造は、娘が所属するショムニが恐ろし気な所であることを聞き、心配になって乗り込む。確かにヘンな社員ばかり。佐和子に会って、どうにか安心するが、再びトイレでショムニの若いOLが妊娠したうわさを小耳に挟み、佐和子のことと早合点してしまう。ショムニに戻ってそのことを確認するが、メンバーのいい加減な対応でさらに誤解。父親を役員の誰かと信じ込み、人事部に怒鳴り込む。今度は、人事部がますます善造を総会屋と信じ込む。
やっと佐和子を捕まえた善造は、もう一度ショムニに帰り、千夏たちともめる。「君たちに常識はないのか」「子供の幸せは子供自身の問題よ」・・・。らちがあかないうち、「結婚相手と飲み交わすことを楽しみにしていたのに」と泣き出す善造。それを受け、千夏は「じゃ、右京に会えば?」とけしかける始末。冷血漢・丸橋梅(宝生舞)はご丁寧にも、社内地図まで渡す。怒りに震える善造は、右京友弘(石黒賢)のいる海外事業部へ乗り込み、あわや殴り掛かろうとする。