相変わらず「ショムニ」メンバーのパワーに圧倒される塚原佐和子(京野ことみ)。ある晩、屋台で飲んでいた坪井千夏(江角マキコ)の腕相撲の賭けの商品にされてしまい、逃げ出すはめに。やっと逃げおおせたら、道端に占い師。勝手に大当たりの占いを始めるので怪訝に思うと、武者修行中の日向リエ(高橋由美子)だった。リエはそこで「東に幸運」と予言する。
そんな頃、満帆商事では女性社員が色めき立っていた。エリート社員右京友弘(石黒賢)がロス赴任から帰国しているのだ。千夏の天敵、秘書課の杉田美園(戸田菜穂)などは、千夏に対し「女の価値は男の数なんかじゃ決まらないことを思い知らせてやる」と啖呵を切る。そんなことお構いなしに、マイペースを続けるショムニ課員。その中で、右京のことが気にかかる佐和子。徳永あずさ(戸田恵子)がパソコンから打ち出した「ぷらだ10万個分」の右京のデータに、「東大卒、東銀座出身」など「東尽くし」なのを見て、リエの予言を思い出して胸をときめかす。
しかし、佐和子は右京の名刺の名前を間違うは、自分の名刺は捨てられるは、散々。しかも成り行きで大事な契約の電子メールを相手方社長ダグラス氏に打つはめになる。案の定、30日を20日と打つ大失敗。人事課にはショムニ解体の口実を与えるし、右京を窮地に追い込む。斜め45度の笑顔を練習し右京を下心満載でサポートする美園は勝ち誇ったように「女の価値は男の総資産額で決まるのよ」と豪語する。震える千夏。しかし、美園にも20日の満帆商事社長の居所はつかめないままだった。
接待当日。やっとのこと、ダグラス氏の口に合いそうな料亭を見つけた右京たちは、社長が行方不明のまま、契約話を開始する。が、どうもダグラス氏に不満げな表情が表れる。料理が気に入らないし、社長も来ない。ダグラス氏は「あなた方はウソをついている」と怒り、席を立つ。ところがダグラス氏を外で迎える千夏。